winmugenでoggを鳴らしたい!

まず最初にogg形式を使うことのメリットとデメリットについて説明します。

メリット
1.安定性が高く、セレクト、vs、オープニング画面でもきちんと鳴る。
2.mp3より比較的高音質かつ低容量である。→容量削減にもなる。
3.mp3が鳴らない環境でも音が鳴る可能性がある。

デメリット
1.デフォルトでは使用できず、導入に手間がかかる。
 導入作業をしても、環境次第で使えないという報告もちらほら有る。
2.ネットで配布されている形式はmp3が主流なので、一々oggに変換しなければいけない。
3.lilithのゲイン変更が使えない。→ファイルの音量調整が手軽にできない。

特にメリットの1は大きいです。
mp3だとたまにしか鳴らなかったオープニング音楽が、
導入に成功すれば100パーセント鳴るようになります。

以上を踏まえたうえで、
winmugenでoggが演奏できるようにしてみましょう。


導入手順
@ファイルの用意
まず最初に用意するものは3つ。
1.鳴らすoggファイル
2.winmugen本体
3.winamp用pluginであるin_vorbis.dll

1に関して
鳴らしたい曲がmp3形式の場合はAudioEncoderなどで変換しましょう。
とりあえず鳴るかどうか試したい人は、
CarboHydroMなどで気に入った曲を探してその曲を使ってみてもいいでしょう。
拡張子が大文字だとmugenでは鳴らないので注意。

2に関してはいいとして、問題は3になります。
このin_vorbis.dllがクセモノでファイルバージョンが古いと音が鳴らない可能性があります。
古いバージョンのWinampのpluginフォルダからコピペするのはやめましょう。
私の環境では、winamp公式のOgg-Vorbis encoder v1-1
あんぷのかんづめさんのvorbis117h.zip内の同DLLファイルでは全く音が出ませんでした。

私の所有する2台のパソコンではあんぷのかんづめさんのvorbis142.zip と、
最新版のwinamp付属の同DLLファイルで正常に鳴りました。

あんぷのかんづめさんのvorbis142.zip内のin_vorbis.dllでも鳴らない人は、
最新版のwinampに付属しているin_vorbis.dllの方が日付が新しいのでそちらを使ってみてはどうでしょうか。
(GETFREE→FULLダウンロードでin_vorbis.dll付属版がDLできます
 インストール後、in_vorbis.dllをwinampのpluginフォルダから、winmugenのpluginsフォルダへコピペして下さい。)

A指定の場所へファイルを移動
鳴らしたいoggファイルをsoundフォルダに、in_vorbis.dllをpluginsフォルダに移動します。

Bプラグインの記述
dataフォルダのmugen.cfg内の次の記述を探します。

;List Winamp-compatible plugins here.
;Specify the filename of the plugin and the list of file types to
;use the plugin for. One plugin per line.
;Example: plugin = plugins/my_plugin.dll, mp3, mp2, mpg
;
;If music is not looping with a particular plugin, you can try an
;optional first argument looptype=1 (seek to zero; may stutter)
;or looptype=2 (reload plugin; slow).
;Example: plugin = looptype=1, plugins/my_plugin.dll, mp3, mp2, mpg
plugin = plugins/in_mad.dll, mp3, mp2, mpg←ここがプラグインの記述部分

plugin = plugins/in_mad.dll, mp3, mp2, mpgの上に
plugin = looptype=1, plugins/in_vorbis.dll, oggという
記述を付け足して以下の様にして上書き保存します。



;List Winamp-compatible plugins here.
;Specify the filename of the plugin and the list of file types to
;use the plugin for. One plugin per line.
;Example: plugin = plugins/my_plugin.dll, mp3, mp2, mpg
;
;If music is not looping with a particular plugin, you can try an
;optional first argument looptype=1 (seek to zero; may stutter)
;or looptype=2 (reload plugin; slow).
;Example: plugin = looptype=1, plugins/my_plugin.dll, mp3, mp2, mpg
plugin = looptype=1, plugins/in_vorbis.dll, ogg←追加部分
plugin = plugins/in_mad.dll, mp3, mp2, mpg

特にplugins/の記述し忘れなどに注意。


Cタイトル、セレクト、VSBGMにoggを設定
とりあえずmugenのメニュー関係のBGMにoggを設定していきましょう。
system.defのmusicの記述を以下の様にします。

title.bgm = sound/○○.ogg←タイトルbgmに使うファイル名
title.bgm.loop = 1 ;Set to 0 to prevent looping
;Music to play at char select screen.
select.bgm = sound/□□.ogg←セレクトbgmに使うファイル名
select.bgm.loop = 0
;Music to play at versus screen.
vs.bgm = sound/△△.ogg←vsbgmに使うファイル名
vs.bgm.loop = 1

sound/の入力し忘れ他記述間違いに注意してください。


Dwinmugenを起動する
全て設定し終わったら、後は起動するのみです。

どうですか?うまくoggが再生できたでしょうか?

環境の問題で再生出来なかった人も、プラグインの更新が割と頻繁なので、
また時間がたったら諦めずに挑戦してみてください。
(逆に古いバージョンのファイルで鳴る人もいるかも?)





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